日々の酩酊戯言
嫌なことならやることはないよ 好きなことでも大変なのに 2010/07/21 11:37:47
突如訪れた寅さんブームはまだまだおさまらない。
むしろ勢いを増している。
もう十作ほど観たかな。
当初は、第一作から八十年代前半までの作品を観るつもりだったのだが、いっそ全四十九作品制覇しちゃおうか!
しちゃおうぜ!


“男はつらいよ”も十作も観ると色々解って来る。
イマイチなのもあれば、ググッと来まくりなのもあるのだ。
当然っちゃ当然なんだけどね。
ワンパターンの美学と粋がこの作品にはあるね。


寅さんが旅先や柴又で出会うマドンナに惚れる→マドンナも寅さんに好意を抱く→けど、その多くは恋愛感情ではなく“寅ちゃんイイ人!”的なもの→そして結局マドンナの恋人が現れて寅さんは振られる→落ち込んだ寅さんは再びテキ屋稼業の旅に出て行く。


このワンパターンがどう作られて行ったかも初期作品を観てると、その試行錯誤が見て取れる。
最初からこうだったわけじゃないのよ。
映画ってのは生き物なんだなぁ、なぁさくらっ!

(余談だけど、以前我が家で飼っていた犬の名は“さくら”なのだ
もちろん、寅さんの妹から頂いたのだ。)



今朝も灼熱の中サイクリングへと繰り出した。
チャリチャリとザッと27キロほど走った。
でももう、サイクリングの話題はあまり出さんようにしようと思っている。
だって、どんだけ走ってるか話す度に、皆一様に「凄い!そんなに走ってるんだ!」と驚くのだが、多分きっと心の中で「その割には……ねえ…相変わらずチャリポツじゃございません?オホホ!」と笑われてると思うのだ。
なあそうだろ!?
こんな恥ずかしい事は無い!
ダイエット目的じゃね〜し!
と絶叫したい所だがグッと堪えるんだ。
男は黙ってペダルを回すんよ。
もう言わねえ!
言わねえからな!



こう見えて、ボクは時々イイ香りを漂わせている。
かつて、愛用してたフレグランスは絶版。
その代わりにと使い出したのが、THE BODY SHOPのオシアヌス。
リーズナブルだし微香だし身の丈にあってるなと。
抱き締められたら解る、これがベスト。
男がプンプンさせまくりってのは粋じゃないし、あまりにも強烈に匂わせてる人と遭遇すると、ひょっとしてもしかして鼻だけじゃなくて頭も悪いんじゃないかと思ってしまう時すらある。
てなわけで愛用してたのだが、これまた製造中止でうんじゃらげ。
ボクの愛用するものは次々と消えて行くな〜もののあはれ。


と思ったら、この夏に再び限定で販売再開していた。
去年もそうだったよね。
人気あるならレギュラー化しておくれよ。
それが戦略なのか?
しょっぱいな!
そういえば、買ったとき店員に「限定ですよ!一つでイイんですか?」と言われたぜ。
こすいな!
そもそも、THE BODY SHOP さんよ。
昔の方が好い香りのものが多かったぜ!
全く素敵な匂いが似合わんクマヒゲの戯言だけどさ!



愛読している雑誌に、なかなか「ううむ…」と唸らせるコラムが載っていた。
ボクはまだちゃんと聴いたことが無いのだが、チラホラと話題を耳にする“神聖かまってちゃん”と云うバンドの「夕方のピアノ」ってシングル曲を評したものだ。
以下がその抜粋。


“ネット動画で見られる「の子」(神聖かまってちゃんのボーカル・ギター)氏の目つきは、かつての町田町蔵のように完全に異常者を演じ切っていて、ロックンロールだ。
しかし、ナード文化とは距離をとりながら、神聖かまってちゃんを評価するロストジェネレーション世代の音楽好きには冷笑を禁じえない。
渋谷系全盛期に音楽に目覚め、ロッキンオンのオザケンインタビューを暗唱し、エイフェックス・ツインとボアダムスも聴くことで見識の広さをアピールする某量販店のキャッチコピー「NO MUSIC NO なんとか」を地でゆく人たち。
すぐに「ヤバい」の一言で消費してしまうよりも、「お前はお前のロックンロールを踊れ」と言う江戸アケミの名言を胆に銘じて出直すべきだ…”


この人のコラムは好きじゃない。
人に嫌な思いをさせようとしてるのが解る。
そもそも何者?
お前に言われたくねえよ!嫌な感じ!


そう思うんだけど、読んじゃうんだな。悔し。
自分も含め、このコラムにドキリとする人はボクと同世代には多いんじゃないかな。
パッと周りを見渡しても、この人のターゲットに成り得る友人がワサワサいそう。
でも、ちょっとだけ。
ちょっとだけ、なるほどなって思ったんだ。
そういう目線で見るとそうなるよなってね。

最後の江戸アケミの言葉は熱い。
その通りだと、江戸アケミには心の底から賛同出来る。
でも、この人が引用するのはどうもね。なんだかね。

江戸アケミが亡くなって20年も経ってしまった。
その亡くなった年齢をイツの間にやらボクは越えた。
なんだかな…


三十路も後半ともなると色々しみじみする。
これからもっとしみじみする機会は増えるだろうな。
どんどん涙もろくなって行くだろうな。
その分、人に優しく出来ると良いんだがな。


最後にもひとつ江戸アケミの言葉を。


“率直に言うと、俺、救われたいんだよ。けど宗教は嫌なんだ。
だから何で救われたいかって言ったら、リズムで救われたいんだよ。
それが音楽を聴く方にとってもやる方にとっても最高のことだと思う”


さてと、仕事するかな。
ケロケロ。