Summer Time Blues

相変わらずの連日の酷暑っぷりに気が遠くなりそうな日々ですが、皆さんいかがお過ごしでSKA?
過信は禁物、こまめな水分補給を心がけましょうね。

 

 

私の脳内ではエンドレスで Summer Time Blues が幻聴のように鳴り響き続けています。
Summer Time Blues と言っても渡辺美里さんのではありません。
エディ・コクランのオリジナルも、The Who のカバーもイイですが、私の脳内で鳴り続けているのは RC サクセションのそれです。

 

 

これだけの猛暑ではありますが、電力の方は大丈夫なのでしょうか?
震災後には電気予報とかやっていたのに、このままじゃマズイぜと不安を煽っていたのに、いつの間にやらそんな話は何処へやら。
先日のW杯での対ポーランド戦終盤のパス回しもベルギー戦で素晴らしい試合をすれば不平不満も何処へやら。

 

いろんなことがウヤムヤになっているぜ……
とぼんやり思う Summer Time Blues。

 

聞けば、この所沢市内で冷房が備えられている小中学校はたったの二校らしいですね。(入間基地発着の航空機の騒音で窓を開けての授業が困難と判断された二校だそうです)
私の幼少時の暑さでしたら、冷房なしでも余裕で耐えられる夏だったと思うのですが、昨今のそれは殺人的なもので、いやいやそれは無理でしょと呆れたもんだぜ Summer Time Blues。

 

あんな暑いところにいられないぜ!
と登校拒否しているコも絶対いますよ。
市内の全校設置となれば、それはもう結構な予算を組まなければなんでしょうけど、大人の事情もあるのしょうけども、それよりこれいらないんじゃね? と素人ながら思うことがいっぱいあるような気がするようなSummer Time Blues。

 

天気予報によると、今日はさらなる灼熱地獄になるそうです。
久しく雨も降ってないな。
雨が降らないとカットしに行けないんですよと嘆いていた農業従事者のお客さんはどうしているだろうか……

 

ともかく、ちょっとした非常事態なんじゃないかと感じる今日この頃。
おそらく、私が生まれてから過ごした四十七回の夏の中で、今年が一番暑い夏になるでしょうね。

 

 

それでは股。

心のないやさしさは 敗北に似てる

灼熱の日々が続きますが、皆さんお元気ですか?
私はどうにか元気です。

 

 

ふと思い出したこと。
あれは私がまだ中学生ぐらいだった頃。
よく父親にビデオをレンタルして来てくれと頼まれました。
これといったタイトルを指定するのではなく、アクションのコーナーにあるものを適当に二、三本選ぶべしとの指令。
以前借りたものだったら、店員(父行きつけの店だったのだ)がちゃんと指摘してくれるから大丈夫とのこと。

 

何でいつもしょうもないB級感溢れるものばかり観ているの?

 

と父に訊いたら、

 

何も考えなくて済むのがいいんだよ……

 

と、この頃五十代前半だった父は言っていました。

 

 

そんなものなのかなぁ……と私はシックリと受け止められなかったのですが、四十路半ばも過ぎた今ならちょっとだけ父親の心情がわかるような気がします。
これでもか!と問題提起されるものより、ライトに気楽に気軽に観られるものを選びがちに、いつの間にやらなって来ていますもの。
思考も嗜好もファッションもライフスタイルも人付き合いも、何もかもシンプルな方向性のものを選びがちになって来ているのを感じますもの。
これって何でなのでしょうかね。
どこかに答えが書いてないかしら。

 

 

などと言いつつ、今年の夏の課題図書に選んだのは宮本輝の『田園発港行き自転車』に上下巻。
まだ小説はヘビーな方がイイですね。

 

 

さてと。
THE HIGH-LOWS の『青春』でも聴くかな。
時折、無性に聴きたくなるのですよ。
こんな暑い夏ならなおさらに。
昼下がりの空き時間なんてなおさらに。

 

 

股旅。

酷暑にて候

先日、お客さんから聞いたのだが、やはりエアコンはつけっぱなしの方が良いのだそうだ。(ただし夏場に限るとのこと)
エアコン本体への負担も、電気代の負担も軽減するらしいのだが、にわかには信じがたいというのが本当のところである。

 

猛烈な暑さとなる午後2時から3時過ぎぐらいにかけて、当店のエアコンの効きが目に見えて悪くなる。
外が暑すぎるからなのか。
それともエアコン本体の問題なのか。
冷気はバシバシ出ているし、それ以外の時間帯はまあ普通に効いているので、この連日の猛暑のせいではないかと思うのだが、額にうっすら汗を浮かべているお客さんを見ると申し訳ない気持ちになる。

 

なので一度ちゃんメーカーさんに診てもらうとしよう。
それといよいよシーリングファンを装着しようかな。
当店の天井には、ちゃんとそれ用の装置が用意されているのだ。
じゃあ付けろよ!
みなさんのシャウトが聞こえてくるようだ。

 

それにつけても、この連日の酷暑は一体全体なんなのだろうか。

あまりの暑さにキリキリ舞いである。
願わくば、これがピークであって欲しいのだが、そんな考えはアマチャヅル茶。
むしろこんなのはプレリュード。
これからが本番なのだと気を引き締めねばいかんざき。

 

そんなわけで、今日は『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を観に行こうと思う。
息子と同じように、かつて私も幼少時に恐竜や昆虫に夢中だった。
そのときに培った知識や経験が、まさか花咲く日が来るとは思わなかった。
思えば、それらも父から受け継いだものだったのだな。
トカゲを採りに行こうぜと鼻息荒い息子のためにも、私は華麗にカナヘビを捕獲せねばならない。
その父の姿を真似て、息子もトカゲが採れるようになるのだ。
カブトムシが集まる樹の見つけ方も、クワガタの採り方も、全部魅せてやろう。
こうして、大人目線から見ればしょうもない知識や経験が脈々と受け継がれていくのである。
それは子供ワールド限定なのかも知れないが、だからこそ宝になり得るのだと思うようにしている。

 

 

さてと。
そろそろ庭の水撒きをしなくては。
これもれっきとした仕事である。
庭は家庭や店の状況を映す鏡だからね。

 

 

それではそろそろ股旅。

Only Love Can Break Your Heart

昨夕、今まで聞いたことのない轟音が鳴り響いたので「これはもしや!」と思い外に飛び出して空を見上げると、やはりオスプレイだった。
いろいろ様々な問題を抱えているのにも関わらず、ヤツは堂々としたもので、それは不謹慎にもなんだかちょっとカッコ良くも見えてしまって、いやいやそんなこと思っちゃいかんなとちょっと反省した。

 

庭の芝生が伸び盛りだ。
芝刈り機では届かない細かいところ用にと専用のハサミを使っていたのだが、これだけではどうにも手が痛くなるしで大変だ。
っつーことで、芝刈り用のバリカンを手に入れた。
ふむ、確かにスイスイ切れてこりゃ楽である。
でも、細部への事細かな仕事をするのにはふさわしくないようだ。
痒いところに手が届かないとは、まさにこのことである。

 

ん?これってもしや!

 

そう、私の本職「理容業」でも同じことが言えるなと感じたんだった。
ハサミとバリカン、この二つを上手に使いこなしてこそ、良い仕事ができるってのは一緒だ。
そう思った。

 

新作Tシャツの評判は上々のようでホクホクしている。
遠方より注文してくださった同業者の方々も、イイ塩梅だとSNSに投稿してくれている。
あらためてインターネットってのはホント物凄い発明だなと感じる。
確実に我々の生活を変えたな。
そう思った。

 

わけもなく、いや実際にはわけがあるのだろうけども、それをちゃんと自覚することなく、しょっちゅう頭の中で流れ出す音楽がある。
ここ最近、気づくとやたらと口ずさんでしまうのは、ゆらゆら帝国の “人間やめときな’99” だ。
もう二十年近く前の曲だっつーのに、そんなに自発的に聴いた覚えもないのに、なぜかなぜだか、この曲のワンフレーズ

 

♪人間やめときな〜野生の石になれ〜
人間やめときな〜野生の泥になれ〜♪

 

が頭の中をぐるぐる回る。
なんで?

 

 

それともう一曲は、Neil Young の “Only Love Can Break Your Heart” なのである。
これまた、なんでしょっちゅう頭の中をこの曲が駆け巡るのか全然自分で説明出来ない。
なんで?

 

 

でも、こういうコントロールすることが出来ない自分があるってのは、なんだか面白くて好きだ。
その理屈なんて、わからなくてイイし、きっとわからなくてもイイものなのだろう。
これって案外他のことにも言えることで、それほどわかってなくてもイイものばかりがこの世界に満ちていて、この世界を包んでいるのかもね。
なんてことを考えた。

 

 

DOODLIN’ BARBER SHOP、今週末の予約が結構埋まって来ていますので、もし今週末にカットしようかしらん……なんて考えてくださっている方々は是非ともお早めにご予約頂戴くださいまし。

 

 

それでは股。

同じ歌でも誰が歌うかで全然響き方、伝わり方が違う。

一昨日、ようやく納品された DOODLIN’ BARBER SHOP 新作 Tシャツがすこぶる良い塩梅なのです。
フロントにドドンと描かれた当店屋号は、Art Blakey & the Jazz Messengers の「At the Free Trade Hall 1961」ってアルバムジャケットからインスピレーションを得たってのはココだけの秘密にしておいてください。

 

 

おかげさまで数多のご注文をいただき、先ほど宅配便の発送手続きをして来ました。
このTシャツが日本各地で着ていただけると思うと胸がズビズバします。
あらためまして、お買い上げありがとうございました。

 

 

私が華麗に着こなしているのはヴィンテージオフホワイト。
やや鬱陶しいテンションの高さは一流の照れ隠しと思っていただけたらこれ幸いであります。

 

 

Tシャツは、まだもうちょい在庫ございますので、もし「欲しいぞ!」と思ってくださりましたら御一報ください。
よろしくお願いします。

 

 

さて話は変わります。

 

 

老人福祉施設に勤めている学生時代の友人が、アメリカの平均年齢八十歳のコーラスグループ「Young @ Heart」のような合唱団を施設内で結成しようって動きがあるんだと言ってまして。
そうなったら、どんな曲を歌ってもらうのが良いかなと訊かれて、いの一番に出てきたのは THE BLUE HEARTS の「青空」でした。

 

 

だってあの歌詞。

 

 

♪神様にワイロを贈り
天国へのパスポートを
ねだるなんて本気なのか?

生まれた所や皮膚や目の色で
いったいこの僕の何がわかるというのだろう

運転手さんそのバスに
僕も乗っけてくれないか
行き先ならどこでもいい
こんなはずじゃなかっただろ?
歴史が僕を問いつめる
まぶしいほど青い空の真下で♪

 

 

だなんて、御高齢の方々に歌われたら、たまらなく響いてしまうじゃないですか。
同じ歌でも誰が歌うかで全然響き方、伝わり方が違うのだなと教えてくれたのが、本家の Young @ Heart の活動を追ったドキュメント映画でした。
あのドキュメントを見て、うちの施設でもやってみようと思った老人福祉施設従事者の方々って結構いるんじゃないかな。

 

 

妻さんに、この話をしたら「竹原ピストルの『Forever Young』が良いんじゃない?」と言ってて、これまた最高だなと思いました。
(ちなみに本家は Bob Dylan の『Forever Young』をカバーしております)

 

 

だってこの歌詞。

 

 

♪ Forever Young あの頃のキミにあって
Forever Young 今のキミに ないものなんてないさ♪

 

 

こんなの自分の親と同年代の方々に歌われたら泣いちゃいますよ。

 

 

そんなわけで、友人の老人福祉施設で和製 Young @ Heart の熱狂ライブが
実現することになったら、是非とも足を運びたいと思っております。
他にも良い歌ないかな〜と妄想するのも楽しいです。
奥田民生先輩の『さすらい』なんかも良いですね。

 

 

それでは股旅。