「遅ればせながら二十周年おめでとうございます」
と、二十年以上のお付き合いをさせていただいている(つまり独立前から)お客さんから頂戴しました。
WILLIE “THE LION” SMITH も、映画「Reality Bites」も大好物です。
どちらもとっても良い味が出てるよ。
ありがとう!
いつの間にやら、お互いオッサンになりましたね。
理髪師とお客さんとしての関係で共に年齢を重ねていける喜び、プライスレス。
さてと、相応しい額を探さなくちゃ。
飾らせていただきます。
心底感謝。
「遅ればせながら二十周年おめでとうございます」
と、二十年以上のお付き合いをさせていただいている(つまり独立前から)お客さんから頂戴しました。
WILLIE “THE LION” SMITH も、映画「Reality Bites」も大好物です。
どちらもとっても良い味が出てるよ。
ありがとう!
いつの間にやら、お互いオッサンになりましたね。
理髪師とお客さんとしての関係で共に年齢を重ねていける喜び、プライスレス。
さてと、相応しい額を探さなくちゃ。
飾らせていただきます。
心底感謝。
昨年の晩夏あたりからギターにどんどん傾倒していった小6息子11歳。
口を開けばギターと敬愛しているミュージシャンの話ばかり。
ギターの専門用語なんて、私には暗号のようにしか聞こえなくてチンプンカンプンなもんだから少々息子に申し訳なく思っている。
年始の店休日も彼方此方の楽器屋巡りのギター三昧で、気分はちょっとウンジャラゲではあったのだが、私の音楽の聴き方に変化が生じたのを感じた。
音楽を聴いているとき、いつの間にかギターの音色に耳を傾けるようになっていたのだ。
どんな風に弾いているのかしら……
どんなエフェクターを使っているのかしら……
全然正解には辿り着けないのだが、これが案外楽しい。
この年齢になっても変化というのは訪れるのだな。
既に自分はコリッコリに凝り固まっているオッサンなのさと勝手に思い込んでいただけなのかもしんまい。
ステッカーチューンを施した息子の愛用ギターにも刺激を受けた。
はじめは、どんだけダサくなってしまうのか……と心配してたのだが、その仕上がりのバランス感覚には嘆息した。
多過ぎず少な過ぎず、ベリー最高に丁度良い塩梅で息子は止めていたからだ。
この「止める」っつーのが癖者で、案外難しいのである。
なかなかやるな……
親バカオヤジは一人静かに悦に浸っているのである。
股旅。
親愛なる皆々様、元気にお過ごしでしょうか。
旧年中はあらためて考えさせられる事の数々、これで良かったのか?と自問を繰り返す日々を過ごしておりました。
今年は少しずつでも自答出来たらなと目論んでおります。
物事の大半において、正解というのは大概の場合、多分ないのである。
半世紀ちょっと生きながらえて得た、人生の教訓の一つです。
こう考えられるようになって、人により優しくなれたような気がしないでもない元日の早朝であります。
末筆ながら首都圏郊外所沢市三ヶ島より、乙巳の本年が皆様にとってより良いステキな年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
聞いた話によれば、乙巳は「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされているそうです。
今現在の私の心持にジャストフィットスムーズイン。
それを成し遂げ、より笑える機会を作ればなと願っております。
2025年 元旦
DOODLIN’ BARBER SHOP店主 高崎哲平 拝
新年は五日より営業いたします。
私は人様の髪を切り、その散髪料を糧にするという仕事を生業にしている。
しかも、たった一人で20年あまり営業しているので、極めて緩やかな仕事場である。
今日は定休日なので、買い物のために朝から西へ東へクルマを走らせた。
車内のBGMはラジオに任せるのが良い。
自分のかけたい曲を流すと、その自分の思いが重いのだ。
ときに、そこに自分の感情を乗せたり、意味を求めようとしてしまう。
それが重い。
ラジオは受け身だ。
そこで「ザケンナヨ!」と絶叫したくなるような音楽が流れても、それがちょっと面白かったり刺激になったりもする。
自分の選曲だと、その“オレがオレがオレ様が感”がくたびれるのだ。
で、今パラパラと捲っている本は川勝正幸さんの『ポップ中毒者の手記(約10年分)』だ。
我ながらまたしても“今更感” 満載なのだが、今読むべき本な気がしてならないので手に取った。
カッコよく言えば、閃き(インスピレーション)に従った上でのナイスチョイスなのだが、実際はただの気まぐれ、ただの思いつきで読んでみるべとなっただけである。
でもまぁ、タイミングってあるよね。
まさに今だなって瞬間が。
その瞬間に乗れたときが気持ちいいのよね。
余談だが、ジプシーキングスの『inspiration』は超名曲である。
股旅。
私は人様の髪を切り、その散髪料を糧にするという仕事を生業にしている。
仕事用シューズを替えた。
この十数年、取っ替え引っ替え愛用し続けていまadidas campus からPRO-Keds へと華麗にチェンジ。
たまにはこういう変化もいいよねーと一人ほくそ笑んでいる。
二十数年前、何足かPRO-Keds を使った。
デザインがシンプルで履き心地良し。
色のバランスもフィルソグー。
何しろその安さが魅力だった。
ふと私のスマートフォンのタイムラインにPRO-Keds の広告が表示されるようになり、変わらぬデザインと色合いに「いいね〜!」と心が湧き立ち、ポチッとクリックして愕然とした。
あの安さが魅力だったPRO-Keds が2倍くらいの値段になっていたのだ。
こりゃ迂闊に手を出せないぜと世の中の節操の無い価格高騰にツバを吐きかけて……飲み込んだ。
あゝ無情である。
ジャンバルジャン。
と落ち込んでいたら、何気なく立ち寄ったリサイクルショップに未使用のPRO-Kedsがあったのだから世界は奇蹟に満ちている。
しかも、二十数年前の価格より安いと来たもんだ。
カラーも良い。
ってことで一瞬の迷いもなくゲットした。
履き心地も相変わらず良し。
履いてる感じも良し。
これがあれか。
エモいってやつなんだな。
古語で言えば「いとをかし」ってヤツだな、きっと。
さりげない変化が己を活かす瞬間があるよな〜とあらためて嘆息したのであった。
さて、キリンジでも流して開店だ。
股旅。