それは知的好奇心の現れらしい

まだ読んでない本があるのに、また違った本を買ってしまうことがある。
不本意ながら、それを幾度か繰り返し、いつの間にやら未読なまま何冊も本棚に並べられていってしまうことがある。

この現象を「積読」と言うらしい。
読み方は“つみどく” ではなく “つんどく” なのだそうだ。

厚顔無恥無知な僕は、この言葉を知らなかったのだが「明治時代からある言葉なんだぜ、おバカさん!」とさっき人工知能が教えてくれた。

さらにAIが宣うには「これは知的好奇心の現れや、将来の知識の備えとしてのポジティブな側面もあるんだぜ、ウツボちゃん!」とのことで、大変ためになったし、自分の積読を肯定することが出来た。
ありがとう電子知能 ハレルヤ!

だけどもだけど、僕の半生ではこの“積読” を二回クリアした経験があるので、自分にとっては 積読 恐るるに足らずなのである。

そのタイミングはいつも急にやって来る。

「あ!読もう!」

と思い立ち、積読された本を次々と読み倒す時が訪れるのだ。
で、何故か何故だかそれらが“今読むべき本だったぜ!”ってことがあるから不思議なのである。

今も、その素敵なタイミングを待っている本たちがいる。
彼らは、なんだか心の友のような気すらしてくる。
しかし、積読が増えすぎてしまうのは甚だ厄介だし愚か者の極みだと自分は思うので、ほどほど積むようにしたい。
なんつって。

股旅。

それが答えだ

おはようございます。

風の噂で聞いたのですが、どうやら本年で私が理髪業に従事してからジャスト30周年を迎えたようです。
正直ピンと来ないのですが、どうにか今年中にピンと来られるようにと願っております。

そのために必要なのは心身の健康。
おかげさまでDOODLIN’ BARBER SHOP を開店して20数年間、一度も身体の不調で休んだことがありません。

これは私の半生の中で、数少ない誇れることジャマイカと自負しております。
そのうちの15年は、いつも私の健康を気にかけてくれている妻さんのおかげサマーであります。
それと息子の存在も実に日々の活力になっております。
猛烈パワーもエブリデイいただいてますしね。

仕事も皆々様のおかげで楽しくやれてます。
この前ふと思ったのです。
こんな私でも、たま〜に気持ちがチリチリしたり、気分がどんよりすることもありまして。
でも仕事してると、そんなバッドフィーリングがパッとサイデリヤ。
いつの間にか霧散してるんですよね。
あ〜オレはこの仕事に救われてきたのかもな〜ってね。
30年やって来て、やっと「天職」って言葉の意味が少しずつわかり始めたマイレボリューションって感じです。

誰かが言ってました。

『「手に職」って言葉があるけれど、その本当の意味は、長く続けていくと思考を通り越して、勝手に手が動くようになることなんだよ。
そうなるには最低でも30年はかかるんだよね……』ってね。


ようやく私もその域に足を踏み入れられるかも知れないとこまで来たのですね。
結局、日々精進するしかないので、毎日の仕事を誠実にこなします。
その先に一筋の光が見えることを願って。
笑いと楽しみ思いやりと真心を忘れずに。

30年働いてわかったことの一つ。
仕事用シューズはスリッポンがベストかもね。
サイズ27cmのPRO-Kedsに気に入りのインソールを仕込む。
履き心地良し、着脱がスムーズ、デザインもシンプルで良し。
そして、紐なしだから毛が絡むこともなし。
良いことづくしです。

まだまだわからないことばかり。
この人生の下り坂をゆっくり降りて行けたらと思います。

明日はどっちだ。

股旅。

今年もありがとうございました

DOODLIN’ BARBER SHOP、今年も無事仕事納まりました。
御来店いただいたお客様方、お世話になりました皆々様、ありがとうございました。

相変わらずですが、来年もやっぱり小規模自営の心得である三つの『S』。

“simple” で “slow” で “smart” な感じを目指していこうと思います。

これがなかなかまだまだ満足出来る域に達してなくて「んもうっ!」って気分になりがちではありますが、日々修行精進鍛錬ですよね。
ガムバリます。

「いや、〜」「でも、〜」と言わない。

「積極的にご機嫌をとっていく」

「そこがいいんじゃない!」

これらも、引き続き来年も心にとどめていこうと思います。

ここに本年中に賜りましたご厚情に深く感謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます

なお寒さ厳しき折柄一層のご自愛のほどお祈り申し上げます

令和七年 大晦日

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝 

気を抜いてたら、いつの間にやら師走也。

日頃、中1ギター息子が私のiPhoneで音楽を聴いてるせいなのだろう。

やたらiPhoneが私に「最近こんなカッコいいバンドあるんだけど、どう?イケてるっしょ!」とドヤ顔で薦めてくるのである。

で、これがまた漏れなくカッコいいもんだからちょっと悔しい。
この悔しさには、私の視野の狭さ加減も含まれる。
正直、もうカッコいい音を掻き鳴らす若いバンドなんていないと思っていた。
でも、そんなわけないのだ。
いーーーっぱいいるね!

それが欧米だけではなく、タイやらインドネシアやらイスラエルやらの無茶苦茶イケてるバンドがわんさかあるんだから萌えて来る。
嬉しくなっちゃう。
知ることが出来て良かった。
中には知らず知らずのうちに涙がハラリとこぼれ落ちるくらいに心震わせるバンドもあったりして、これは息子に感謝しなきゃだな。

などとボンヤリしてる間に暦は師走に突入。
この冬着こなしたいナイスな DOODLIN クルーネック スウェットも、7日で御予約〆切。
何かと慌ただしくなって来やがったぜ。

年内は30日までの営業となっております。
最年末は、ちょいちょい御予約埋まって来てますので、都合の良い日取がわかり次第連絡ください。
待ってます!

股旅。

それは人間讃歌でした

半年ほど前に書店で購入し、数ページ読んだだけで本棚に並べてた本があるのです。

『人間一生図鑑』

あの『ぼのぼの』や『I【アイ】』の作者 いがらしみきお さんが描いた最新作です。

何で数ページで読むのを中断したのか……

その本を何で今また手に取ったのか……

どちらも全く説明出来る何かがないのです。
「ただそうだったから……」としか言えないのです。

でも、そういう物事って、なんだか自分に優しい気がしませんか?
ふわふわっと気持ちの良い感触を得られるのは何故なのでしょうか?

で、再び読み始め、そして一気に最後まで読んだわけだが、何だかね……とんでも無く心突き動かされてしまったんですよ。

これはアレです。
私の生涯の座右の銘……ではなく、座右の本となりそうな予感がヒシヒシとしたのでした。
ずっと大切にしたい“本”だと感じました。

しかしまぁ、こういうことってありますよね。
「奇跡」のようなことなんですが、わりと頻繁に起こる こういう出来事。

こういう出来事があると、自分が歩んできた道を振り返ってみたら、そこにちゃんと足跡があるって思えるのです。
肯定された……そんな気がするのです。

作者の想像の産物である古今東西の人種、性別、思想を問わない二十人の一生をそれぞれ8ページで描き切った傑作。
その人生の儚さと尊さ。
それは人間讃歌でした。

以下は作者によるあとがきからの抜粋。

“この世界がどれほどの奇跡でできているのかがわかった。
この奇跡のような世界に生まれてくるのも、そこから消えてなくなるのも、
やはり奇跡だと思わずにはいられません。 それが人の一生なのでしょう……”

いがらしみきお

【追記】

この本を読んでいるとき、何度も何度も脳内再生されたのが米津玄師さんの『地球儀』でした。
あらためて、とんでもなく良い曲だなぁと感慨。
この曲もまた、私の座右の曲となりそうです。