たまには Take It Easy!

ぼんやりラジオを聴いていたら、ジョン・カビラさんが「それは、こちらのボキャブラリーです♪」と言ってて思わず吹きました。

「それはこっちのセリフだぜ!」をソフィスケートに言い換えるとこうなるのですな。
いつかどこかで真似したいと思いました。

しかしながらですね。
とんでもなく今更なのですが、あの “Shazam” ってアプリ、凄くないですか?

ラジオを聴いてたり、テレビ見てたり、街中歩いてたり、店内BGMなとで、

これ、いいな!なんて曲なのかな〜知りたい!

って曲が流れてたら、 シャキーンとスマートフォンを取り出し、シュパーンと “Shazam” を起動させて聴かせたら「これは何某の何とかって曲だよ♬」と瞬時に教えてくれるわけです。
何がどうなってそうなるのか、サッパリわかりません。
もはや魔法ですよ。

そんなのイージーだぜ。
やっぱり、足と頭を使わなきゃ!

とオールドスクールな床屋のオッサンは意地を張って、 “Shazam” をダウンロードすることをずっと拒否、いや断念してきたのですが、我慢の限界が来てしまったので、つい先日とうとうゲットさせていただきました。
で、その感想はというと。

何これ!便利!
チョー便利なんですけど!

と興奮させていただいてます。
ありがとうございます♪

こう見えて私も「これ、なんて曲?」と素直に訊けない方でして。
相当、イイと思えて、相当な勇気を振り絞って、やっと行動に移せたくらいだったので、これからは、すぐにダヒューンと “Shazam” を起動させていただこうと思います。
この時代遅れの感動、プライスレス。

さてと。
Green Day でも流して、エンジンかけるかな。
心のガソリン満タン良い感じだぜ。

ヴァルハラで待っているぜ

近頃やけに、とあるメロディーが耳から離れなくってずっとずっと鳴り響いている。

この曲ってなんだっけ?

思い巡らすも、しばらく答えに辿り着けずにいたのだが、今さっき急にパーンと弾けたように分かった。

この曲はあれだ!ピクシーズの “Alec Eiffel” だ!ヨッシャ!

この答えが弾き出た瞬間の気持ち良さは尋常じゃない。なんでこんなに気持ち良いんだろ。

何かの音楽が頭の中でずっと鳴り続ける現象のことを “イヤーワーム(耳の虫)” と云うそうだ。で、その原因はまだ分かってないらしい。私は、分からないままでイイと思う。こういう不思議があることが楽しい。なんかよくわからんけどイイ!そういう物事を大事にしたい。

昨夜のことだ。妻さんが録画してた “北斗の拳” を再生したら、八歳息子が飛びついた。
「なんだこれ!」
どうやら、たまらなく面白いらしい。私も小学生の頃に夢中になっていたからね。それが、今の小学生の心も掴もうとしている。今のアニメに比べたら、作画レベルも演出方法もかなりイイ加減なのだが、そんなことはきっと些細なことなのだろう。うむ、スペクタクルだな。

ってことはだ。近々、ブルース・リー や マッドマックス も息子のハートを撃ち抜くのだろうか。いや、きっと打ち抜くだろう。

頭の中でずっと鳴り止まないピクシーズ、北斗の拳、ブルース・リー、そしてマッドマックス。

この繋がりにはきっと意味がある。もしかしたら、何かの啓司かも知れない。

ヴァルハラで待っているぜ!

Walkin’

二ヶ月ちょっと前くらいに歩数計をゲットしましてね。

日々歩くことを殊更意識するよう心がける日々に突入していたのですが、ここに来て そんな自分の背中をググイと押してくれるような情報が飛び込んできたのです。

ハーバード大学の研究によるとウォーキングはかなり効果的だとのこと。

その目安は

「最低限の肉体維持は1日8分」

「メンタルの改善を狙うなら1日10分」

「早期死亡を防ぐなら1日20分」

「脳をシャープに保つなら1日40分」

「死亡リスクを減らすなら1日60分」

なのだそう。
メンタルが改善されるかどうかはわからないですが、たしかに10分でも歩くと、なんだかイイ感じになるのは確かなんです。

特に今の時季は気持ちがいい。
一日、一万歩の目標も軽々クリアできます。
我が家からの下りコースは 狭山湖 方面。
上りコースは“比良の丘” 方面なのですが、上りコースの方がほとんど人と会わないので口笛吹き放題だから好きです。
どちらも行って帰ってくると、ちょうど一万歩くらいになりますかね。
なかなかの運動になりますよ。

ま、これをどうにか習慣化できたらなと思っています。
歩くことを意識しても、私の日々の活動量だと一日五千歩も行かないですからね。
歩く意思がないと、一万歩なんて全然行かないんですよ。
て、無理したり、頑張ったら辛いので、出来るだけ気軽にサボって手抜きしてダラけてやれたらなと思います。
続けるってことが大切ですからね。

さすがに100歳までは生きないでしょうから、50歳の今は確実に折り返し地点を過ぎているわけですし、つまり下り坂であり、カウントダウンが始まっているわけです。

私の生業は立ち仕事ですからね。
歩け歩け歩け歩けですよ。
歩いても歩いてもなわけです。
だから、歩くのです。

さてと。
FISHMANS の“Walkin’”でも聴きましょうかね。

ありがとうございます

本日。
猛烈に目出度いことに我が DOODLIN’ BARBER SHOP、開店17周年を迎えさせていただきました。
これも御贔屓にしてくださるお客さま、友人たち、家族たちのご愛顧の賜物とひとえに感謝申し上げます。

昨日ですね。
ふと、あれ?もしかしてそうかも!って急に思えたのです。
自分が、何のために音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たり、芸術に触れようとしているのかが、わかっちゃった!
……ような気がし始めているのです。

私は多分ですね。
優しくなりたいのです。
何か自分にとって、あまり気持ちが良くないことがあっても、ふんふん、ま〜そういうこともあるさね!
って受け止め、そしてザバーンと水流せる度量、器量、技量を身につけたいからなんです。

自分が心動かされる音楽や文学、映画、絵画、演劇、などなどなどには、そこにヒントがあるんです。
ここで間違えないようにしたいのは、そこに「答え」はないってこと。
あくまでヒントなんですね。

答えは自分で見つけるもの……
そう考えられるように導いてくれたのは、パンクロックでした。

受け止め、流せるようになる。
それすなわち「強くなる」ってことなのだと思います。
さすれば、人に優しくもなれるんじゃないかと。
自分も守れるんじゃないかと。
そう思えるように導いてくれたのは、レゲエでした。
ブルースも、ジャズも、ファンクもソウルも、私を先導してくれてます。

日々の仕事からも、沢山のことを学ばせてもらっています。
お客さんたちは、私の心を突き動かすような話をいっぱいしてくれますし、笑わせてくれるし、社会と人生の酸いも甘さも教えてくれます。
いただいてばかりじゃ悪いんで、私もお返ししなくてはですね。

そのためには……まずは健康じゃないとな。
そこだな!

てなわけで、相変わらずの支離滅裂具合ではありますが、今後ともヨロシクお願いします。
DOODLIN’ をいつも良い音楽とグッドバイブレーションが流れている場所にしなくてはですね。

回りに溢れる愛に感謝します。

2021年10月5日 
DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝 

それもまた “もののあはれ”

昨日のこと。
お客さんを外まで見送った後、ふと道路上にハラビロカマキリを発見。
こりゃ息子が喜ぶぞと捕まえようとしたのだが、激しい抵抗に遭った。
ガブリと指先を噛まれて思い直した。

このまま捕まえるのも可哀想だな。
どうせ息子のことだから、容赦なくオオカマキリを同じ飼育箱にぶち込むだろうし……それにどうだい?こんなにまで抗ってさ。
お前の思うようには絶対にさせない!
って気概を大いに感じるじゃないか……と。

ってことで、ハラビロカマキリを解き放った。
生きろ!ってね。

で小一時間が経ち、再びお客さんの見送りに外に出てみて愕然とした。
さっきのハラビロカマキリが、容赦なくペシャンコに潰されていたのだ。

クルマ?自転車?それとも靴で直に?

何にせよ、私が解き放ったハラビロカマキリは絶命していたんだった。

私の心中に冷たい風が吹いた。
なんて無情で無常なのだろうか。
もしかしたら、あのとき私が捕えて息子に渡した方が、ハラビロカマキリにとっては良い未来があったかも知れない。
息子は、オオカマキリをぶち込んだりせず、暫し観察した後、安全な場所に逃してやったかも知れない。

何だかね、自分ごときの行いのせいで、一つの命の行方が左右されてしまう様を目の当たりにしてショックだったのさ。
こんなのはありふれた日常なのだろうけども、その日常の無常さに気分はもうジャン・ヴァルジャンだったのさ。

今、このしょうもない駄文を書きながら聴いているのは、大好きなバンド “クルアンビン” がYouTube 上にアップしている彼らが選曲した mix だ。
これがもう最高に良くて、営業時間中もよく流しているのだが、何が最高って見事なくらいに知っている曲が一つもないところ。

ときどき「オレもまぁそれなりの数の音楽に触れてたりするんじゃね?あはん?」なんて自惚れてたりしてだけど、もう全然ダメじゃん!
よくもまあそんな浅さで一瞬でも過信出来たもんだね!
と気持ちいいくらいに、自分の薄っぺらさを痛感出来るのだ。

ともあれ、気持ちが良い曲ばかりが流れて来るんだけど、それが全部知らない曲って、何故か何故だかとても神聖な気持ちになれるもんなんだな〜ってね。
それに気がつけたんですよ。
これはとても嬉しいことなんです。

股旅。